今回の記事内容

 ・どこで水槽の調子を見るか

どこで水槽の調子を見るか

海水水槽をやっている人は日々水槽の中を眺めている人がほとんどだと思います。「綺麗だなぁ~」と眺めている時間もあるとは思いますが、多くの人は変化がないか確認している気もしています。

それは水槽の調子を見ている、ということだと思いますが、どこに注目してみていますか?今回はfsaの10年の経験で注意してみているポイントを記事にしたいと思います。

ポイント① ガラス面のコケ

コケの生え方を見ています。fsaは毎日コケ掃除をしているので、急にコケが増えたり、妙なコケが生えることにすぐに気が付きます。コケも水槽内で生存競争を繰り広げているので、今までと違うことが起きたらそれはそのコケが生存競争に勝利→何かのバランスが崩れた、と理解します。
そのバランスが崩れたことによってすぐに何か悪いことが起きることはないとは思いますが、何かの前兆である可能性もあるのでコケの雰囲気が変わった時には要注意です

fsa水槽は目に見えるほどは毎日生えません。残ってるのは前日の取り残し

ポイント②ライブロックの状態

調子がいい時はライブロックの表面が乾いています。水中なので本当に乾いているわけではないです。見た目がなんとなくカラッとしているという感じです。ジメッとしてる印象を受けるときはコケや藻が生えていたり、バクテリオフォルム(バクテリアの集合体)ができていたり、シアノバクテリアがついていたりします。ライブロックの表面もいろんな生き物の場所取り合戦(生存競争)が繰り広げられているので、ジメッとしていたら何かが優勢、ということで多様性が失われつつある、ということかと考えています

これはジメッとしてます。コケですね。これは。調子悪し

ポイント③ 海水の透明度

調子がいい時はキラキラと輝いています。これもなんとも表現しにくいのですが、一度透明度が高い状態を作ればなんとなくわかります。そうでないときはなんとなくどよんとした海水です。これも何かが起きているかバランスが良くない状態だと思うので、何か起きていないか見てみましょう

なんとなくトゲサンゴ。画像じゃ透明度は伝わりにくい。今はそこそこです

ポイント④ 魚の状態

ヒレと魚の目や痩せ具合を見ます。ヒレは病気になった時に真っ先に症状が出ることが多いのでわかりやすいです。目も、調子が悪くなってくるとなんとなく淀んできたり元気がない目になります。痩せについては頭の後ろの背肉の付き具合をみています。餌をしっかり食べていても痩せてくることはあるので背肉の状態はよく見るようにしています。見るのであれば一番病気に弱いと思う魚で見るのがいいでしょう。

魚の写真は難しい。調子はいいです。左下の白い点は映り込んだ気泡です

ポイント⑤ ポリプの開き具合

これはわかりやすいですよね。ポリプが開いているかという点とポリプの開き具合でみます。開きが急に悪くなったらやはりそれも何か起きているのでいろいろ確認したほうがいいです。

良く開いてるように見えますが、生長点のポリプが開いてないです。いまいち

ポイント⑥ 底砂の状態

底砂を引いている場合は、これも重要です。変なコケが生えてきてないか、ヤドカリの空になった貝殻が急に増えていないか、マガキガイは生きてるか、底砂が掘れていないか、などです。底砂にはコケは生えやすいですし、底砂が掘れて砂が舞い上がるとロクなことがないのでよく見るようにしています。魚の種類によっては急に底砂を巻き上げだすこともあるのでよく見たほうがいいです。本当に。
調子のいい水槽の底砂は本当にきれいです。底砂の状態が一番わかりやすいかもしれません。

今回の記事はここまでになります。後日それぞれのポイントで異常を感じたときにやることを書こうと思っています。基本的には、これが特効薬、っといった対策は少なく「おまじない」に近いですが・・・。
よろしくお願いします。

投稿者

fsa-aqua

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