今回の記事内容
・足し水について
・fsaの足し水
足し水について
海水水槽にとって足し水は切っても切り離せないものです。冬場は恐ろしい勢いで水槽から水が蒸発し海水がどんどん濃くなっていきます。比重が高くなるということです。
比重については少々ややこしいのでここでは記事にしません。(まだ記事にするだけの知識が無いです)
ただ、比重が高くなると魚の負担になるので気を付けましょう。
魚の体液と海水の塩分濃度は魚の体液のほうが薄いです(1%と3.5%くらいです)。この場合どうなるかというと、高校理科でやった浸透圧の関係で魚から勝手に水(真水)が出ていきます。水を外に出して体内の塩分濃度を上げて、海水の塩分濃度と合わせようとするイメージです。
こんなことをしたら魚も死んでしまうので、海水魚は口から大量の海水を飲み込んでえらから塩分を放出したり、非常に濃い尿を出したりして調整をしています。
とすると、濃い海水に魚を入れると海水を飲んで塩分を排出するという作業がもっと大変になるということになります。その結果、魚に過剰な負担がかかる、ということです。体力が消耗して、不健康になると思います。低比重にすると魚の負担は軽くなるので病気の時に低比重にする、というのは間違っていないと考えています。
(よく、低比重で殺菌・殺虫する、と勘違いしてる人もいますがそれは違います。あくまで魚の負担を減らして免疫力を高めるんだと思っています)
なら低比重にすればよいじゃないかという話ですが、サンゴは低比重が苦手です。
なので河口周辺はサンゴが少ないといわれてます。
宮古島にイムギャーマリンガーデンという海浜公園があるんですが、イムギャーは「囲まれた湧き水」という意味だそうです。行ったことがありますが、サンゴはほとんどいませんでした。
海中に入ると淡水と海水が混ざるもやもやが良く見えて、真水が入ってきてることが良くわかります。宮古島には川がないので湧き水が海底からでているのでしょうね。サンゴが無くてゴツゴツしていないので海水浴には良かったですが・・・海水水槽してる身からすると微妙でした(笑)
fsaの足し水
記事にするような内容じゃない気もしますが・・・書きます
水をためて、中和剤入れて、サンプに投入するだけです。
fsaのサンプはスキマーの水位を一定にすることを重視した結果、蒸発によって水位が変動する部分の水量が少なくなっています。
黄色いテープを基準の線にしています。ここよりも下がったら、足し水をしています。多少上振れても大きな影響ないので頻度は適当。日々のメンテナンスで気が付いたときに入れています。
炊飯器の釜一杯分でちょうどいい感じでしたね。この炊飯器の釜は海水水槽を始めたときから愛用してます。取っ手が付いて持ちやすくて、丈夫でいいんですよね。プラケースもいいんですが、水を満載して片側だけ持ったりすると、プラケースが割れることがあるので(大き目なプラケースだとよくある)
あと、ライブロックを出すときにもいいですね。プラケースだと落としたりすると割れますけど、釜は鉄製なので割れません。円形なので大きいライブロックでも入りやすいですし。
最近炊飯器の釜には取っ手がついていないことが多いので、手放さないようにしてます。
・・・ほとんど炊飯器の釜の話になってますね。すいません。今日はここまでです。