今回の記事
・珪藻について
・珪藻生えすぎ→対応
珪藻について
珪藻とは、どんな水槽にも生え茶色いコケのことです。これ自体に毒性などはなく、普通に存在するものですが生えて困ることはあります。
多くの人が気にするのが、見た目。ライブロックや底砂が茶色になってうれしい人はいないでしょう。
あとはサンゴを覆ってサンゴの調子を崩すことでしょうか。スターポリプでよくある現象です。サンゴにももちろん免疫(?)があるので通常は生えませんが、弱っていたり珪藻の勢いが強いと覆われてしまうことがあります。これは珪藻の実害ですね。
もちろん良いこともあると思っています。なかなか強いコケなので、これが生えているうちはほかのコケが生えてきにくいです。体感的に、珪藻が生えていない状態だと違うものが生えてくる気がします。珪藻は擦れば落ちるようなコケなので、他の厄介なコケに比べると全然マシな部類です。
また、食物連鎖に最底辺にいる存在なのでプランクトン類が湧くことがあります。スポットマンダリンが珪藻が生えてるあたりを突っついていたのをみると、何か湧いていたんでしょうね。
珪藻が生える原因は、栄養塩(硝酸塩・リン酸塩)が多いということもありますが一番の原因はケイ酸塩です。ケイ酸塩は水道水に多く含まれているので、RO水を使って水替えをしない限り必ず水槽に入ってきます。fsaはZEOをやっていたころはRO水を使ってましたが、コストと時間を考えて今は使うのをやめています。確かに、コケは生えにくくなったり水がきれいになったりして気持ちいいんですが・・・ね。
珪藻生えすぎ→対応
ここまで書いていて、「で?対応は」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
今回珪藻をネタにしたのは、珪藻への対応を取ったからです・・・。なので対応にについてはこれから書きます。
今のfsa水槽の珪藻です。生えすぎです。ひどい
ここまで生えたのは久々です。考えうる原因は、「足し水」です。
冬になってものすごい勢いで水が蒸発しているので、2日に1回くらい足し水をしてます。当然水道水。
ケイ酸塩を2日1回供給しているようなものです・・・。もしかしたら冬になって地域の水質が変化したとかあるかもしれませんが、とりあえずケイ酸塩が供給されていることは間違いないです
ということでケイ酸塩を除去します。使うのはこれです
リン酸塩・ケイ酸塩の除去メディアを使います。
この手のメディアは鉄系(赤茶色)とアルミナ系(白い粒々)があります。アルミナ系はアルミニウムを使っており、徐々に水槽に蓄積してサンゴに悪影響という噂を聞くので鉄系を使ってます。価格はアルミナ系のほうが安いんですが・・・。
使い方は水でゆすいで、メディアバックに入れて流水がある場所に投入するだけです。
ますゆすぎます。左からゆすぎ1回目、2回目、3回目、4回目です。4回目でプラケースの底にあるメディアの粒がはっきり見える感じです。
ゆすぎをきちんとしないと水槽が大変なことになります。
次にメディアバックに入れます。なかなか細かいので細かい目のメディアバックが必要です。
fsaはメディアバックは使わずに100均の三角コーナーネットを使ってます
3重くらいにするとメディアが流出しないでいい感じになります。
メディアバックを使うと交換するときにバックを洗うのが面倒なんですよね・・・。粒が大きいメディアならいいんですがここまで細かいメディアだとすごく大変なんです。これなら、そのまま捨てればいいので楽です。
こうして作ったメディアを流水があるポイントに入れればOKです。本当はメディアリアクターとかあるといいんでしょうが、fsaはウールボックスに入れてます。
これでどうなるでしょう。経験上、これでかなり変わると思うんですが、これで変わらないと困ります。なぜならほかに原因があるということになるので・・・